聖トマス・アクィナスがやってきました。彼は梯子の横に立っている。彼はいいます:「 イエズスにお褒めあれ。 」
「私は今日、魂の旅が神聖なる愛の第四室へと進む様を示すこの図解をあなたに与えるために来ました。梯子は統一された心臓の中の第三室であり、徳の完璧さを表しています。各段は一つの徳です。魂が登る際に掴まなければならない側面の手すりは謙虚と愛を示します。どんな徳も聖なる謙虚-聖なる愛に結びつけられていない限り、揺らぎや弱まります。その徳自体が偽物になってしまいます。登ろうとする魂は簡単に後ろへ滑り落ちるのです。」
「私はこの図解をあなたにお見せすることで、精神的な生活において謙虚と愛がどれほど重要であるかを示したいと思います。神様は外面の偽装には決して騙されません。祂はすべての心の中を見通しているのです。実際のところ、謙虚とは自分が神の目に見える以上のことではないと知ることであります。真なる聖なる愛とは現在の瞬間において神の神聖な意志を愛することです。これらの徳はいずれも知性によって得られるものではなく、心の中からのみ来るのです;つまり、思うだけでは謙虚であろうと愛しようとすることはできないのです。この徳は魂が自分の生活の中で神聖な意志の働きに協力することによりやってくるのです。これら二つの徳はいずれも自己愛を減少させることを必要とします。魂が自分自身を見失うほど、神様がその空白を埋めるのです。」
「この二つの徳は心の中で一つになって魂を第四室へと導きます。一方だけでは働くことはできません。これらがない限り、他の徳も心の中には入り込みません。」
「私はこのことを明かすことで登る道を楽にしたいと思います。常にあなたのための神様の意志を開かれて祈りなさい。」